こんにちは!
アイデアフラッシャーのにわです。
今回はちょっとレアなタイプの美容家さんと出会い、こちらがすっかり襟を正されてしまった話をお伝えします。
「美容家」と「エステティシャン」
あなたは、美容家とエステティシャンとのちがいを考えたことはありますか。
それぞれのプロたちが解釈や定義をもっているでしょうし、きっとどれも正解なのだと思います。
私自身、それを考えたことはあまりありませんでした。
まさに、今回の体験をするまではー
私のなかの現時点での解釈は、美容家さんとは、美容のお仕事をされているというだけにとどまらず、
生き方・たたずまいそのものが美しい人。
そして、その美しさにも、それぞれの個性があるー
そう思った体験について、少々お付き合いください。
ネトラバスティを受けてみた
最近知り合いまわりで受けた人がいた「ネトラバスティ」。
なんとも興味深いその世界を体験してみたいと思っており、身近なところで受けられると知ったので訪ねてみました。
ネトラバスティはアーユルヴェーダの施術のひとつで、眼の温泉ともいわれるそう。
眼のまわりに小麦粉でつくられた土手をおいて、その土手の中にあたためたギー(グラスフェッドバター)を入れ、眼を癒していくものです。
眼が疲れている自信だけはある私。
バターが眼に…ということに驚きはしたものの、人体実験は欠かさない質なので、ある程度下調べをして問題なさそうだと知り、申し込みました。
施術中に写真を撮っていただいたのですが、自分で見ても確実にお茶が噴水になる代物ですので、こちらに載せるのは自粛いたしましょう。仕事仲間に送ったらマスクの下で大笑いしたらしい
受けてみたところ、眼のまわりがじわ~っとあたたかくなり、また少しだけまぶたが開きやすくなるような感覚をおぼえました。
おそらく筋肉がガチガチだったのが少しばかりほぐされて、まぶたのポテンシャルを発揮できるようになったのでしょう。ワシのまぶたさんよ、期待しとるで、頑張れよ
今回伺ったサロンはこちら
今回伺ったサロンはこちら、エステティックサロン JEWEL。さんです。
JEWEL。と、宝石のように光る句点「。」を忘れないでくださいね。
フェイシャルエステなどの美容系メニューだけでなく、睡眠のお悩みも相談でき、健康の応援もしてくださるサロンです。
オーナーの玲加さんとはもともと通っていた飲食店や集まりでお世話になっていたものの、
彼女の仕事について本気で教えていただいたのは今回がはじめてでした。
ドアを開けた瞬間から、美しかった
お店にうかがったのは、朝一番の時間帯。
前日には「明日は気をつけてきてね」と、玲加さんからのメッセージが届きました。
ああそうだった、明日は玲加さんのところに、眼のやつをしてもらいに…
そう思いながらお礼のメッセージを返したのが夜で、そのあとの予定があることを何気なく書いたのでした。
彼女はそのメッセージにハートのリアクションをつけてくれ、そっと夜を明かしました。
いま思えばそれは、玲加さんからの「はやく休みなさいね」のメッセージだったのかもしれない、と気づきます。
遅い時間にボレーをすると、私が返してしまうから。
サービスを提供する側ならば、「自分からおやすみなさいと告げておこう」などと、律儀に返信してしまうかもしれません。
けれども、そうではなく、お互いに焦らない空気を最初からつくってくださっていたのでしょう。
朝お店に到着し、私がまごまごと車を停める位置を聞いて、切り返しながら駐車しているさまを、玲加さんはずっと見守っていらっしゃいました。
見ていなくてもいいのに、ドアを開けて待ってくださっていました。
来てくれてありがとう!
嬉しいわあ!
朝からよくでますねえ、その元気、じゃない、満面の笑みの玲加さん。
朝からきれいだこの人、いやいや、元気だなあ…
「荷物をここに置いてね、さあさ、座って座って。」
促されるままに私は座り、光の差し込んでくるほうを見ました。
玲加さん、おやすみなさ…あ…違…
「愛実ちゃん、よく来てくれました!嬉しい!」
ああ、そうだった、私はこれから眼の温泉とやらをお願いするのでした。
もう施術終わったんだったっけかな、いや、これからか。
車を停める時点からインテイクが始まるまでのその時間だけで、既に私は十分すぎるくらいに満たされてしまい、一瞬これは施術前だったか、これからお世話になるのだろうかと自問したほど。
一挙手一投足、たたずまいまで美しい彼女は、「おはよう」「いらっしゃい」の、その時点から自信に満ち、その自信が私を満たしてくれていたのです。
わたしは、施術が好き
前述のとおり、私は今回ネトラバスティというメニューをお願いしました。
ベッドに上がるときにも、ふかふかのブランケットを持って待ってくださっていて、足をティルトアップしたり、背中をほぐしてくださったり…
目を塞いでしまう施術中、ちっとも不安にならないように、玲加さんはずっとずっと、心をこちらに傾けてくださっていました。
施術が終わったあと、玲加さんにこんな質問をしました。
玲加さんのお師匠さまは、どんな方なのですか。
そうなあ…
わたし、実はこと美容の世界に関しては、師匠と呼べる人はあまりいないかもしれん。
もちろん技術を教わってはきたけど、たまたま先輩が短期間でいなくなったり、自分で解決したりして、つくりあげていかなきゃいけないことがほとんどだったなあ。
そうか……
予想外の答えに驚いたのは一瞬で、妙に納得感もありました。
だからすべて、オリジナルで、強くて、簡単には追随できないような気がするのでしょうか。
でもね、愛実ちゃん。
わたしは、施術が好きなんよね。
やっぱり、自分の手で、腕や技術で喜んでもらえるのは、めちゃくちゃ嬉しい。
玲加さんは、ご自身で誰かの施術を受けるのも大好きだそう。
根っからの美容好きで、ご自身が納得し、ほんとうに良いと思えるものしか提供しないというのは、言葉にしなくても伝わってきます。
身体で感じ、癒され、きれいになってほしいという、素朴でまっすぐな気持ち。
それはどんな言葉よりも、人をきれいにします。
ついていきたい、その背中
私はたまたま、美容家さんとのご縁が多く、ほかの美容家さんにも出会っていますが、それぞれ魅力が異なります。
玲加さんは、施術中もちろん癒してくださるわけですが、同時に襟を正されるような感覚すら与えてくださる方。
あえて言うなら、エステという名のぶつかり稽古。人生のぶつかり稽古。
そんな感覚です。
覚悟をして行く必要などはありませんが、施術後にはシャキッと、背中を押してもらえるような気持ちになります。
仕事ができるようになりたい方、ステップアップしたい方には、最高の体験ができることと思います。
門外の私でも、追いかけたくなるその背中。
もちろん、社会人の先輩として、ずっと追わせていただきます。
私が美容の世界に身をおく立場ならばー
玲加さんの鞄持ちを、入門をしたい、弟子にしてほしいと願い出るでしょう。
現代ではあまり見かけなくなったであろう、盗み見て技を学び、背中で語られるような、
そんな教えを請うでしょう。
圧倒的なその自信は、背中にすべてあらわれているのだから。
そうそう。
施術があった日の夕食後くらいの時間帯に、玲加さんからメッセージが届きました。
「来てくれてありがとう!今日はできるだけ早めに眼を休めてね」
ああそうか、眼を休めて…
私は、いつもならば気が急いてしまう仕事を「明日にしよう」と思いなおし、早めに床に就くことにしたのでした。
玲加さん、すばらしい時間をくださり、ありがとうございました。
私もひとりの仕事人として、キリッと気持ちをひきしめて!
自分の持ち味を出していければと、きょうも明日も、精進するのみです。
ご覧いただき、ありがとうございます!
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