往復書簡|2023年3月

私ののめり込み…
お察しのとおり、のめりこみやすい性格でして…

それは手紙に譲るとして、
今回美幸さんからいただいたお手紙に書かれていてまた感動したことにスポットをあてましょう。

ワクワクするその瞬間は
不思議と体温が上昇している―

その描写に、彼女の経験の深さを知りました。

体温が上がっている、
ワクワクし、胸が高鳴っているサイン。
私たちもいきものですから、さまざまなところにあらわれます。

頬が紅潮する。
呼吸が変化する。
近くにいると熱くなっている。

その変化は、
近くにいるから、ホステスだから気づけるものではありません。

私には尊敬する医療・福祉の従事者がたくさんいます。

特に、学生時代たくさん教わった看護師さんたちには
足を向けて眠れることは一生ないでしょう。

けれども、医療や福祉の専門職とは
一定期間の経験を「形式的にでも」積めば、
なんらかの算定要件の都合などでポジションが変化することもあります。

ご本人が望むか望まないかにかかわらず
そういうこともあります。

偉くなったからできることが増えるのでしょうか?
いいえ、そうとは限りません。

毎日愚直に向き合って、
新人さんでも信頼を勝ち取っている姿に何度も出くわしました。

私には美幸さんの積まれたご経験は
わずかな接客の経験から少し察するしかできないけれど―

美幸さんはきっと現役のころも
ひとつ、ひとつ丁寧に
お客さまや仲間の発するサインを受けとめてこられたのだろうな、
と、彼女のクールな書きっぷりになおのこと思いを馳せるのでした。

PARTNER

有安 美幸|Miyuki Ariyasu
戦略的コミュニケーションプロデューサー・MC
元祇園No. 1・人の心を掴んで離さないプロフェッショナル。

有安さんと大庭さんの往復書簡は、SNS上での出会いをきっかけに、
美幸さんの心のこもったメッセージに感銘を受け、往復書簡としてメッセージのやりとりを重ね、公開するプロジェクト。

お互いコミュニケーションのプロとして活動しながら、日々を楽しんで暮らす様子を
フレッシュに、時に胸のドキドキや痛みとともにお届けします。

手紙と万年筆

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