アイデアフラッシャーとチート

チート

the rendez-vous pointのニーズ調査でお話しした方が、こんなことをおっしゃいました。

「ダメだと言われると思うから、提案できない。大庭さんはアイデアフラッシャーなのも羨ましいけど、アイデアがわいても表に出せる勇気が僕にはないんです。」

その方は、おそらくもともとアイデアがわきやすい方ではないかと、お話しして感じました。
実際に、子どもの頃はあれこれ手を出して諌められた思い出がたくさんだったそう。

けれども、周りに止められすぎたり、批判されたりすると、だんだんアイデアを表に出すことが難しくなり、発想がわきにくくなってしまいます。

私にも同じ経験があります。
今でこそアイデアフラッシャーと言われていますが、発想がわかず頭がカチコチで悩んだくらい。
多感な時期に少々荒んでしまうまでは、蚊の鳴くような声で話す子どもでしたし、親の前でさえもクリエイティブな話ができず、きまって自宅のトランポリンのうえで妄想を繰り広げる生活でした。

大人になっても、環境がアイデアフラッシュを許してくれないこともたくさんありました。
「君のような提案はいらないから、言われたとおりに考えて提案してくれ」
「その考えはチートだからダメ(笑)」
そんなふうに言われて、じゃあなにがあなたの言う【提案】なのか、と問いたくても教えてくれそうにないので諦める癖がついていたのです。

いや、それいま言うのもチートだろ!といつも同じ脳内反撃をします。

それもまた、毎日が面白くない理由のひとつになりますし、いずれ組織やその環境が萎んでいくことになるわけです。
私も、きっと誰しも、誰かの大切な発想を潰してしまう可能性があります。
誰もがアイデア「クラッシャー」になってしまいかねない、ということです。
the rendez-vous pointでも、参画しているnoNameでも、お若い方との話ではとくに気をつけなければと自戒を込めて書いております。

少し視点を変えていけば必ず活路はあるのですが、その手前に、芽を出すどころか蒔かれることも許されなかった、豊かな発想や思いやりの種たちが癒やされる時間も必要なのでしょうね。

ご覧いただき、ありがとうございます!

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