
LOVEMEの仲間でもある、大好きなjuriさん。
待ちに待った個展の初日とあって、もちろん予定はぐるぐるに囲って、お邪魔しました。
【イベント情報】
「長い夜の越え方」
12月10日(水)〜12月28(日)
会場:ナカニシ珈琲
岡山県岡山市北区中井町1丁目1-3
開催時間:11:00〜18:30(LO 18:00)
※月・火曜日定休
今回の個展に向けての制作には、「産みの苦しみ」もかなりあったご様子。
画材の種類や一枚絵というアウトプットにこだわらず、ほんとうにご自身の表現したい世界に向き合った結果生まれたのが『長い夜の越え方』だそう。
juriさんの絵にはいつも、動きがあります。
「生きている絵」というのはたくさんありますが、生きている以上に、登場する一つ一つの表象や全体が会話をし、時間軸空間軸をもっているのです。静止画なのに動画。二次元なのに三次元か四次元。そんな感覚。
以前お迎えした原画『どうぞ』も、それぞれのキャラクターがヒストリーを持ち寄って、その絵からまた旅に出るような作品です。
人が心を突き動かされる要因として、大きくわけて「憧れ」「対話」「ストーリー」があると思うのですが、juriさんは圧倒的にストーリーと対話の人。
作品も、いざ世の中に出してしまえば、その解釈を鑑賞者に委ねてしまう潔さすら、彼女の魅力です。
ストーリーを手渡して、額縁の外にフィールドをひろげるも、過去や現在、未来に思いを走らせるのも自由。
そしてその様子すら、彼女は掴み取ってまた次の作品が生まれていきます。
「長い夜を越えること」についても、juriさんとお話ししました。
どんな悲しみがあっても、寂しさがあっても、等しく夜は明けていくということ。
その先のストーリーを、juriさんから受け取ったバトンで私なりに描いて、伝え返せたらと思うのです。
PARTNER
juri
イラストレーター・作家
パンダと猫を愛するイラストレーターであり、ストーリーを手渡す作家。人や動物、珈琲やお菓子、自然や暮らしの場面が描かれた作品と類稀な想像力で、出会う人をとりこにする。
juriさんの絵はつねに「動いている」もの。時間の流れ、空間のひろがり、関係性をひとつの作品にこめて、おさまりきらない部分を受け取り手に委ねることで無限の解釈を与え、日々夢を創り出す作家さん。
「紙雑貨が好き」「お手紙が好き」と、「好き」を原動力に生み出された作品たちは、手にする人々に優しさと夢のある明日を届けている。
ご覧いただき、ありがとうございます!
話しかけてみたい方は、公式LINEでもお待ちしております。
