こんにちは!
アイデアフラッシャーのにわです。
ついに先日、私の迷子生活に終止符が打たれました。
ああ…長かった…
「人生の迷子」についてはずいぶん前に方向性を見出し、人生の放浪者として生きていく覚悟をしておりますが、
今回はファッションやメイク、ヘアスタイルなど見た目の問題、いわゆる「イメコン迷子」のお話です。
似合う服や自分にとって心地よいものが推進力となる、ということはもちろんのこと、
私のように気持ちのうえでは振り切っているからこそ本当の「似合う」とは何か知りたい方のヒントになればと思います。
ウォータリーな手だよね!
数人で囲むテーブルでの会話の話題は「体質」。
彼女は私の手に目をやって言いました。
ウォータリーだよね。肌質がね。
赤ちゃんとか子どもみたいな、ね!
むくんでいる、脂肪も多い、ということを私が自ら発したあとに、私の肌が「ウォータリー」だと言い直して、数秒の間をあけてまた彼女が口を開きました。
ちょっと、手を触ってもいい?
あぁ~やっぱりみずみずしいわー
明らかに嫌がっていない私を一瞬で確認したあとは、もちもちと手に触れて、すぐ私の手をテーブルにおろしてくださいました。
時間にして、ここまででだいたい15秒から20秒くらいのこと。
身体のことをあれこれ言われるのは、ともすればネガティブで、快くないものです。
けれども、それをサラッと、泡が消えていくように終えて、「じゃあね」と帰っていくー
私の胸に残ったのは、その清々しさだけでした。
そこまで言うなら悪くないだろうと思って
別の機会に、彼女と共通の知り合いのサービスを受けたことを伝えました。
めちゃくちゃいいでしょ~?
でも最初、私もどうしようかなーと思ってはいたんだけど、
新しいことをはじめたって聞いて、一生懸命話してくれるから、
そこまで言うなら悪くないだろうと思ってねえ。
私自身、あれやこれやと試すタイプではありますが、どちらかといえば「知らないからいってみよう!」と思うことが多いところ、彼女の発想は「そこまで言うなら悪くないだろう」ー
適度な期待をもって過ごす彼女の人となりは、最初から期待もジャッジもしない私の発想とは明らかに異なります。
私は、未知のものに向き合うときには、期待もしないで、純粋に「知ること」「発見すること」自体を楽しみだなあと感じています。
この特性はアイデアフラッシャーとして生きているいまだからこそ活かされていますが、ある意味たいへん残酷で、冷徹で、きわめて内向的なものだという自覚があります。
折しも、長年メイクやファッションについてお世話になってきたが事情あって何年もお休みされていることもあり、その領域の味方となる人を必要としているタイミングでした。
サポートしてくださる方との相性は大切なことですが、私が選ぶのは、自分と異なる視点をもつ方。
ずっと探していた人に会えた!
その思いを隠しきれていたかどうかはわかりませんが、お世話になることにしたのです。
今回お世話になった Mare Violaさん
今回お世話になった方をご紹介します。
Mare Viola 吉海 純子さん
吉海さんは、ファッションやヘアメイクの「似合う」から「なりたい」を叶えたい人の応援をしていらっしゃいます。
顔タイプや骨格、パーソナルカラーなどの診断やメイクレッスン、ショッピング同行、クローゼットオーガナイズなど、そのときに必要なことを取り入れながら、徐々に自ら似合うものを選ぶ力も育みたいとのこと。単なる診断だけでなく、また診断結果に固執しすぎずなりたい姿に近づけるサポートがお得意です。
私は今回、診断系のメニューをすべて(顔タイプ、骨格、パーソナルカラー(8カラー))お願いしました。
定期的にお買いもののアドバイスもお願いできればと思っています。
お近くの方で、ご自身の「似合う」に課題を感じる方はぜひ、頼ってみてくださいね。
ユニコーンを目指しているということで…
待ちに待った当日。
サロンに伺い、セッションのスタートです。
私ー、緑茶にフレーバーがついているのが一番好き!
ちょっと、お茶でも飲みながらしませんか~?
お茶ひとつでこんなに幸せになれる人がいるだろうか、と思いながら、少しのアイスブレイクを経て、それぞれの診断についての解説と私の診断結果を教えてくださいます。
顔タイプ診断ははじめてだったものの、過去にも仕事の関係で診断を受けたことがある骨格については3つのタイプ全部言われたことがあり、パーソナルカラーについても過去の診断でオータム以外は全部言われたことがあるイメコン迷子の私。
申し訳ないと感じながらもその事情もお伝えしたところ、「愛実さんの外見のトリセツをつくりましょう!」と快くお引き受けくださいました。
外見の悩みもいろいろお伝えし、とくに最近困っていたメイクの赤転び問題(自称:赤コロビスト)にも挑むことになりました。
なにを塗っても赤になる私。コーラルピンクはわんぱくにナポリタンを食べ尽くしたあとになり、ネイビーは黒になり、茶色も赤になり、あらゆるピンクが敵になり(好きなのに)、ちょっとの誤差でチークはおてもやんになってしまう…
そんな悩みもきょうでさようなら、のつもりです。
もうひとつの深刻な悩みが「とにかくスーツが似合わない」こと。
長年の友人いわく、私に最も似合うのはジェラートピケのパジャマと子ども服。
夫いわく、私に最も似合うのはどてらと着ぐるみ。
これではシャバに出られません社交の場やお仕事で困りますので、ビジネススタイルについてもご相談しました。
今回は事前に普段の写真をお送りしたり、直接お会いしたときに撮影していただいたりしていたので、当日の服装以外からもヒントを得てくださっていました。
私の診断結果はこちら。需要はないと思うので読み飛ばしてください
- 顔タイプ:フレッシュ
- 骨格:ストレート(どストレートだそうです)
- パーソナルカラー(8カラー):1st / ライトサマー 2nd / ライトスプリング
顔タイプ的にもカジュアルなものがフィットするそうで、本来好きなのはカジュアルな装いなので納得しつつも、問題は仕事です。
骨格と身長の兼ね合いから、買い求めやすそうで似合いそうなパターンをセレクト。
おお!これならシャバに出られるぜ!これで少々かしこまった会議でも余計な不安が減りそうです。
吉海さんにドレープをあてていただいて、似合う色を選んでいきます。
濃い色、鮮やかな色をあてると、赤コロビストの本領発揮!そして影がどよーんと出てしまいます。
明るい色、淡い色だと、それが控えめになる印象。
気づけばファンシーな色ばかりのクローゼットになっていて、アラサーになり、年甲斐もない!と黒をいっぱい封じ込めたこともあった私。
最終的に似合いそうな色を並べていただきました。
並べられたお色を再度目にして、ファンシーな色が似合う色だったとわかり、虚無感に包まれそうになったそのときー
私も似た傾向の色が似合うんだけど、
あれだね、私たちは、もうね。
ユニコーンを目指しているということで…ハイ(笑)
ふたりで、長いこと笑いました。
だいたい、30秒くらい、きっともう少し長く笑いました。
ユニコーンだとお仕事に行けない…と言おうかと思いきや、自分の口から出てきたのは
「これも悪くないかも…そうなんだあ…」
という言葉でした。
ユニコーンはユニコーンとして生きていければ、それも楽しいかもしれない―
吉海さんと笑ったその30秒ちょっとで、私の悩みは少し前に進みはじめました。
「似合う」がわかれば「いいとこ探し」の苦しみはなくなる
吉海さんは私がサロンをあとにする最後まで、誰かと比べることがありませんでした。
似合うメイクのシミュレーション中も「これが似合いそうかも」というお話をたくさんしてくださるかわりに、「この人よりこうだから」という話は、一切ありません。
それから、ポジティブな話でもある「チャームポイント」というお話もありませんでした。
いろいろな方がどんなところが素敵、と伝えてくださるその言葉に、きっと嫌味も裏もありません。
けれどもそれが、意図せず誰かを傷つけることもあります。
とくに見た目の問題については、捉え方によっては罪になることも。
私はよく「小さくてかわいらしい」「コロコロした感じ」と言われます。
言われ慣れていることと、私自身が気にしていないのとで、傷つくことはありません。
もしも傷つくことがあるとすれば、その理由の一端に、どんなにポジティブな発想であっても、誰かと(何かと)比較しているからということがあるように思われてならないのです。
「小さい」という言葉は、英語で言うところのsmallあるいはshort、いずれの意味ももつでしょう。
絶対的に小さい、という意味でもあれば、相対的に身長が低いということでもあるでしょうし、人のサイズ感を言い表すならば、どちらかといえば相対的な意味合いになることが多いものです。
それがたとえチャームポイント、Good Pointであっても、同じことです。
対比が避けられない、大切な場面もありますが、「似合うかどうか」は明らかに他者との比較ではありません。
似合うとは、絶対的なもの。
あなたにしか、私にしか、あてはまらないもの。
それがわかれば過度に他者との比較をしなくても良いことを、吉海さんは教えてくださったのです。
似合うのがわかっているから、冒険ができる。
マッチしないことがあっても、「似合わなかったな」「私には合わないわ」と割り切れる。
だから彼女は、未知のものにも適切なレベルの期待値で臨むのかもしれません。
吉海さんは何度もおっしゃっています。
私は、悩みがある人のことこそお手伝いしたい。
キラキラしている人だけじゃなくて、
自信がないとか、踏み出せないとか、
人前に出るのが苦手とか、
そういう人にこそ寄り添いたい。
それはきっと、吉海さんご自身が、何度も何度も悲しい比較を乗り越えてほんとうの「似合う」に出会えた喜びを伝える、とてもシンプルな活動なのでしょう。
「私にはもっとできることがあるはずだ」
「自己分析しなくちゃ、長所は…」
「あの人みたいになりたい」
そう考えはじめる、「いいとこ探し」の旅は尊いものかもしれません。
けれども、少なくとも私は、二度とそんなことはしたくありません。
小さくても、フィットして自分にとって心地のよい環境とスタイルで、幸せに暮らしたいのです。
家族やお客さまや社会にとってのパフォーマンスもきっと、そのほうが発揮されていると、私には思えるのです。
「似合う」を探すのは旅ではなく、きっと人生を楽しむ旅の準備。
吉海さん、ありがとうございました。
今度は旅の途中に、楽しい服探しとコスメ探しでお力添えください。
ご覧いただき、ありがとうございます!
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